【水どう】小祭詳細レポ(その2)

《あと7時間》
さて、外に出てみたもののまだ開場の10時までは7時間もある。
とりあえず張り紙を見てスペイン坂スタジオ前で列を作ることにした。先ほどまで降っていた雨のせいで地面が濡れているので座ることもできない。
ふと見ると非常階段があるので、そこで雨宿りをしつつ並ぶことにした。

30分くらいした頃だろうか、一人の男の人が近づいてきた。
どうやら彼も仲間らしい。3時半に並ぶなんて愛すべき「どうバカ」さんである。
もしかしたら彼は「おめぇら、はえぇぇよっ!」と思っていたかもしれないが、我々は仲間として迎え入れた。

だんだんと夜明けが近づくにつれ、猛烈な眠気と寒さが襲ってきた。
うーん、どうしよう。

そこで活躍したのが、先ほど購入したゴミ袋。
やっぱりビニールってのは風を通さないから、暖かいね。
もう世間の目なんて気にせず、ゴミ袋をかぶって、ゴミ袋を下に敷いて、渋谷の路上で寝ましたよ。
ホー○○スかっ!!

《木○津キャッ○ア○》
だんだん空が明るくなってくると、街のいろいろな物が見えてきた。
目の前の映画館には、今度上映される○更津○ャッツ○イの看板がある。
最初は何とも思わなかったんだが、だんだん見ているうちに何故かムカついてきた。
ドラマも映画もほとんど見ていないのだが、なんというか、昔からあぁいう感じのノリが好きになれないのだ。
好きな人には悪いが、この日もあの看板を見ているうちに腹が立ってきた。(笑)

《スタッフ到着》
始発電車が動き出す6時近くになると、20人くらいが並んでいた。女の子たちもチラホラ。朝早くからご苦労様です。

するとイベントスタッフらしき人物が到着した。

「すみません、ここは空けてください。」
我々の安住の地とも言える非常階段下を追い出されてしまった。
仕方ない、あと4時間もあるが、スタッフに従おう。

スタッフは、この列が200人くらいになったら整理券を配布すると告げて、いったん室内に消えた。
ふと、振り向くとあっという間に50人ぐらい並んでいた。
この調子なら200人になるのも時間の問題だ。
そうして、整理券が配られるのを静かに待つのだった。